皆さんこんにちは！経営資金に悩んだときに一番最初に見るサイトを運営しております山本将司です。
前回からの続きで女性の独立支援の２回目のお話です。
前回ヒアリングした内容から、うちの会社がどういう風な職業を紹介し、引き継ぎまで持っていって、どういう戦略で融資を取り付けたのかということをお話させていただきたいと思います。
弊社が紹介した事業というのが、BUYMAという女性のアパレルの販売事業です。
アメリカとドイツから商材を輸入して販売する、という事業になります。
アパレルというのにどうして目をつけたというと運賃が安い、運賃負けしない商品があるということと、サイトの中身が芸能人の人も買いに来るような特徴のある事業だったというのが良い事業だなと感じました。
価格は５００万。単年度利益は一年間で３００万くらいだったんです。
この会社だけ見ると５００万円て安いなあという感じがするじゃないですか。
実を言うとBUYMAはアカウント変更できないんです。だから、同じ事業を再現するというところに一つハードルが出てきます。
そこはうちならではのやり方があるので、それをやることによって再現はできるのではないかと思われました。そのかわりちょっと価格は割引してくださいね、という流れに持っていき、５００万という価格が実現できました。
もう一つは無在庫販売であるということ。
無在庫販売とは仕入れて売る、のではなく、お客さんからお金が入ってきてから仕入れる、ということなので資金繰りが非常に楽だったということです。
仮に６００万借入を起こしたとして、５年で返済するということになると１２０万／年ということになり、３００万の利益から返済を引くと１８０万しか残らない。
実際どうやって広げていくのかいうと、BUYMAで売れている商材というのは他でも売れるのではないか。ではどこで出そうかということでYahooショッピングに出していくことにしました。楽天は初期投資がかかるのでYahooショッピングに出していくのが一番いいと判断しました。
実際、一つのお店で、商品点数が多ければ多いほどサイトに対する滞留時間が長くなり、売れる可能性が高くなるという仕組みがBUYMAとYahooはよく似ているので、１３０％くらい売上が上がるのではないかと見て、それを日本政策公庫へ計画書を出し、政策公庫もこれなら実現可能ではないかということで融資に取り付けることができました。
女性で一回離婚されたということで養育費や母子手当も折り込んで、この人の生活はこう成り立ち、その中で外に働きに出るよりはこういった事業がやりたいという話をして、ゼロから始めるのと買うのとどっちがいいのかと考えたときに今回の場合は買ったほうが近いと判断しました。
買った事業は年商が２０００万ぐらいあり、ゼロから２０００万の売上を作るとなるとこの方がやると４〜５年かかるのではないかと思いました。
売り手さんの方も女性で、仕事も家事も回らなくなったのでこの方にお譲りしたいという風な意向があったため成約した事例です。
今後このような話は増えてくると思います。
サラリーマンの人でも副業でやってみるんだけど、体が忙しくて回らなくなったとか、家の時間が作れなくなったなどワークライフバランスが悪くなったので売りたいというケースも出てくると思います。
アメリカのM&Aのサイトなどは飲食の事業を開業するのに自分で独立する人は馬鹿だというくらい売り物件が多いんです。
だから売り買いで買って創業するというケースは今後非常に増えてくるのではないかと思っています。
今後その中でより再現性の高い事業が人気がでてきます。ネット通販業というのは女性が独立するのに一番オススメな事業と言われているので今回はこの事例をご紹介させていただきました。
今後出てくる案件としましては男性でもネット通販業をやりたいという方がたくさんいるんですが、経験がない人っていうのが結構いらっしゃいます。そういう方にもどういう風に再現性を高めて事業を譲渡していくかという事例が出てくる予定です。これもまた成約ができ次第ご紹介させていただきたいと思います。
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