喜創産業の山本将司です。
今回は赤字企業の資金対策の条件変更をお話しします。
企業活動とはお金集め・人集め
小さい会社でも大企業でもどんな手法であってもお金集め・人集めをしていることが企業活動です。
人集めの場合は採用だったり派遣であったり様々な手段があります。
お金集めの場合も色々な手段があります。
売上を上げ利益を上げることと融資を受けることは同じお金を集める手法になります。
専門用語でキャッシュフロー計算書と言われるものがあります。
営業活動によるキャッシュフローは売上を上げて儲けたお金と支出したお金です。
融資を受けるときはキャッシュフロー計算書上に財務活動によるキャッシュフローが記載されます。
売上を上げ利益を上げることは営業活動
融資を受けることは財務活動です。
この2つが同じお金を集める手法だということを認識して頂きたいと思います。
第3のお金の作り方としてその中の1つに条件変更があります。
例えば銀行に5000万円を借りていて5年で返済する場合、1年で1000万円返済します。
その返済を1年間止めてあげると1000万円払わなくてもよくなるのでお金がでていかないです。
そのため1000万円を新たに借りることと同じ効果があります。
専門用語でこのことを金融支援と言います。
しかしながら条件変更した会社の80%が破綻します。
銀行員時代に稟議書を作っていましたがそれでも80%くらいの人が5年生存率を超えられないです。
そのためにしっかりとした利益対策が必要です。
今回のまとめ
①企業活動の「継続性」に問題がないと条件変更はできる
銀行も積極的に中小企業の事業支援・金融支援を行うよう、国から指示も出ていますので、条件変更に対して積極的に対応してもらえると思います。
②「生き残る20%」に入る為に、銀行を納得させるビジネスプランが必須
生き残っていくためのビジネスプランをどう作っていくかが一番難関です。
ここがちゃんと出来ていれば出口を迎えられています。
お金を残す手法として条件変更があるということを今回はお伝えしました。