【創業起業したい人必見①】創業資金はどんな人が借入できるの?

 
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みなさん、こんにちわ。
経営資金に困った時に、一番最初に見るサイトを運営している山本です。

私は銀行員時代、法人の新規開拓を担当していたんですが、ラーメン屋とか美容室を開業したいという相談もよく受けていました。その経験から、開業資金はどうやって借りればいいのか、そういう素朴な疑問を持っている人が多いと感じますから、何回かに分けて、この話をしたいと思います。

開業資金調達には絶対に外せない3つのポイントがあって、一般の法人とは考え方が決定的に違うところがあります。それは、お金を借りたいという人が、今まで経営者ではなかったという点です。これは開業するのがラーメン屋でも医者でも同じことなんです。

まず審査をする決定的な基準として1番目に挙げられるのが、サラリーマンであることです。たとえばサラリーマンで35歳、年収500万円の人がいたとして、この人が事業に失敗してサラリーマンに戻ったときに、いくらくらい稼げるのかという点を、審査の際は最初に見ます。ですから政策金融公庫でも銀行でも、創業支援資金というのは源泉徴収票が必要です。創業支援資金は、源泉徴収票のない借り入れ申し込みを受け付けませんから、一般の融資になってしまいます。

2つ目のポイントは、総資金の40%くらいは自己資金で用意しておく必要があるということで、これも規定に盛り込まれています。ただ、この40%というのがクセ者で、40%も集められる人は少ないんですね。政策金融公庫も銀行も、これは承知しています。それより、お金が親から出たものか、奥さんや友人からのものかっていうのを見るんです。チェックシートというものがあって、そこにお金の出処を記入する欄があります。

たとえば私がラーメン屋をやりたいと言っても、だれもお金を出しません。なぜかと言えば、私にそういう経験がなく、熱い思いが感じられないからです。そんな人にはだれも投資なんかしません。それに備えて勉強をしてきた人が、そういう事業をやろうとしたときに、身内のひとりでもお金を出してくれれば、その事業の賛同者がいるということになります。自分以外の人がお金を出すというのは投資と一緒です。法人で言えば、資本金にいくら他人資本が含まれるかも審査基準になります。ですから、高めの40%をわざと要求しているんです。自己資金というのは、すべて自分のお金ではなくて、他の人から集めたお金でもいいんです。ですから、これは恥じるような話じゃないんです。

「ドメインははっきり、マーケットは広く」というのが3番目のポイントです。
最近、起業のアプリで「起業ライダーマモル」というのがあります。それにも、ドメイン、つまり何をする会社なのかをはっきりさせる必要性と、マーケットを広く、お客さんを広くとるように、そうでないと事業計画書は書けません、と書いてあります。

私も今まで何件も創業支援をやってきましたが、何を何件、こんな商品を何件売れば、売り上げはこのくらいになります、というようなことを言ってた人は、だいたい5年で消滅してますね。ラーメン屋なら、ラーメンそのものに一生懸命さをつぎ込んでいないんです。自分のラーメンはうまいから、とにかく食べてくれって言う人のほうが成功してます。

私のお客さんでビックリしたことがあるんですけど、ラーメン屋をオープンする4日前に、お金を借りに来たんです。この人の必要な資金は500万円だったんですけど、まだ300万円しか集まってないという話で、足りない200万を借りに来たんです。オープンまでもう4日しかないのに、200万足りなかったらどうするつもりだったのかを聞いたところ、もう前しか見てなかったというようなことを言うんですね。これには相当驚きましたけど、このラーメン屋さんは繁盛してます。

この人はいろんなホテルの中華料理店のチーフをやっていて、腕には相当の自信があったんですね。「とにかく一度食べに来てください。必ず融資してよかったと思うような店にしてみせます」って言うんです。事実、この人はウマイと評判のお店の料理長もやっていたんです。

そこで審査のポイントでもうひとつあるのが、1番目のサラリーマンであるということの中に、過去にどんな仕事をしていたかで、これを銀行はかなり見ています。ラーメン屋はドメインがはっきりしていて、ひとりでも多くの人に食べてもらいたいというのが明確だったので、成功したんですね。逆に、係数から入って、売り上げがいくら、どんな商品を売ってみたいな計画書では、たぶんどの銀行も通りません。

創業計画をつくるときには、サラリーマンのときにどんな経験をして、どんな悩みがあって、どういうふうに事業を立ち上げます、というようなことを胸を張って言える人で、いろんな人に声をかけて投資をしてもらい、最終的にはこういうことで世の中に貢献したいと、そういったことを3つ言えるようでないと審査の土俵には上がれません。

まず以上の3つのポイントが入り口で、次回はテクニカルなところをお話したいと思います。今回は開業資金の調達のポイントについてお話しました。

まとめ

  1. サラリーマンであること
  2. 総資金の40%くらいは自己資金で用意しておく
  3. ドメインははっきり、マーケットは広く
 
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