社長を目指すサラリーマンがしてはいけないこと・しないといけないこと

 
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皆さんこんにちは。経営資金に悩んだときに1番最初に見るサイトを運営しております、山本将司です。

弊社は年商が10億円以下のリテール会社の譲渡を主にお手伝いしています。

今までだと会社から会社にM&A(企業を売り買い)をすることが主流でしたが、最近ではサラリーマンの人・独立したい人(個人)が会社を買うことが多くなっていますので買収するための資金調達のお手伝いもさせて頂いております。

その中で、社長に向いている人、向いていない人、そして承継が向いている人、創業が向いている人という問題が今後出てくると思います。

今回はサラリーマンが社長を目指す上に置いて「してはいけないこと」と「しなければいけないこと」をお話しします。

まず初めに、「してはいけないこと」

Contents

・住宅ローン

 

これは絶対にあり得る話ですが、家を買う人(住宅ローンを組むなど)は基本向いていなく、土着性があるといい会社がなかなか買えないと思います。

例えば、広島に住んでいる人がいい会社がありますよ。となっても広島の会社しか引き継げないですとなると結構難しいです。

普通いい会社を売りたいと思わないですよね。

できればなんとか親族承継をしたいと思うけれども、後継者がいないから自分の体に合っている会社を探そうという考えになると相当大変な労力がかかります。

だから北海道や沖縄であろうがいい会社がある場所において自分が積極的にチャレンジしていかないといけないです。

なので将来M&Aを検討している人で、住宅ローンを組んでいない人は今後も組んではいけないと思います。

逆に住宅ローンを組んでいる人はどのようにして単身赴任をするのか、または今の家を貸して転勤するのか、なんらかのかたちで引き継いでいく準備は必要だと思います。

・セカンドプランの作成

退職した後、会社の関連会社へ出向するとなった時に、そことの給料を比べたらその会社の社長になった方がいいと思っている人が多いですが、自分が退職した後にどのような人生を描こうかと考えている人はずっとサラリーマンをしていた方がいいと思いますね。

なぜかと言うと、社長になったからには従業員を抱えているので会社の社員が辞めるとか、取引先に見放されるとか物凄く痛いところをたくさん経験していかないといけないので残りの人生すべてを注ぎ込んで社長としてやっていくという心構えが必要になりますのでそれくらいの誠意がない人でないと難しいと思います。

次に「しないといけないこと」

・家族との話し合い

これはマストです。周りが迷惑しますので。

いい会社があって、融資を調達して会社を買うってことになると住宅ローンの比じゃないです。

1億円の融資を調達する話になってきますので実際会社の価値が何で1億円あるのか、辞めるリスクとずっと勤めていくリスクのどっちが大きくてどっちを取りたいかを家族と話し合うということが本当に必要になってきます。

弊社に来る時に社長になりたい、会社を買いたいとか創業をしたいという話がありますが、その話を受けていよいよやりましょうという段階になった時に初めて家族の反対に合うことがあります。

今のうちにやりたい会社や事業を見つけて、事前に家族と話し合いをすることが大事であると考えています。

・退職金の試算

次に現実的なことですが、これは絶対にして下さい。なぜなら自己資金がないからです。

自己資金がある人はいいです。というわけではないですが、自分の先輩たちの勤続が同じくらいの年数でどのくらい退職金をもらっている、若しくはもらっていたのかで自分の退職金を計算し、その中からいくらぐらいを自己資金として充てて行こうかということは非常に大事です。

融資を調達する時に自己資金は家を買う時と一緒で自己資金がないけれど家を買いたい理由とほぼ同じことなのです。

すごくリスクが高いと思われます。

自己資金があると事業計画を書くときにストレス(事業がうまくいかない想定で売上を低く見積もるなど)をかけれるので銀行の目がだいぶ違ってきます。(銀行はリスクを特に考慮しますので、売上がなかなか伸びない想定のもとでも返済が可能であれば、融資調達の可能性がぐんと上がります。

例えば、自己資金のないAさんが申し込むのと自己資金があるBさんが申し込む場合を比較すると、同じ会社を買いたいから融資を調達してくださいとなった時にはお金を持っているBさんの方に話が当然行くことになっています。

だから退職金というのは自己資金の中から少しでも上乗せしていけるようなところを今のうちから考えておく必要があります。

・トイレ掃除

最後に1つ余談ですが、トイレ掃除は欠かさずしてほしいと思っていまして、、なんだこんなことかと思われるかも知れないですが、毎日何かをやるということは非常に大事です。

イエローハットの社長さんや、私がよく読んでいる流しの公務員という本があるのですが、公務員の方(元官僚)が全国の病院や市民病院を再生された人で、イエローハットの社長さんも毎日欠かさずトイレ掃除をやっています。ちなみに私もやっています。

なぜかといいますと、社長は人が嫌がることを率先してやらないといけないところがまずありますよね。

2つ目に効率よく掃除をするにはどうしたらいいのかを毎日掃除をしている内にどこから掃除をした方がより綺麗になっていくかが分かると思います。

何か見えるはずです。

トイレ掃除をやって下さいとよく言いますが、私も先輩の経営者の人に毎日しなさいと言われたことがあります。

何でですか?と聞くと、やっぱり何かが見えるからと言われるんです。

何が見えるかよく分からないですが、でもそれって毎日やることに何か意味があるからなのかなと思います。

だから人にオススメする時にも、何か見えるから、やってくださいと言わざるを得なくなってしまいますが、平たく言うとその人が嫌がることを率先して毎日やることが非常に大事なんだと思います。

さいごに

仕組みが回っている会社を買う、若しくは1人でもやれる会社もありますが、会社はやはり生き物で従業員がいるわけであって、前の社長さんが一生懸命やってきた後で、適当なことをしているとなんだこの人は!と、思われてしまいます。

人に認められるといいますか、新しい社長はなかなか見所あるな、分かっているなという信頼を得るためには人が嫌がることをなるべく率先して行くことが大事です。

大企業へ勤めていますと(私もそうでしたが)転勤がありまして、転勤した時に勤務先で1番最初に早く会社に来るなど何か心構えができる人はなかなか良い成果を収めていると思います。

それは会社を引き継ぐことに対しても全く同じに当てはまります。

今回はサラリーマンが社長を目指すために、「してはいけないこと」と「しないといけないこと」をお話ししました。

次回は外国の会社を買う時のアプローチの仕方と、基本的な考え方をお話しします。

次回の記事は続編も出していきたいと思います。こちらに関しては色んなことが言えてきますので、教育用の動画というわけではないですが何回かに分けてお話ししていきます。

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