飲食業のM&Aの考え方②(買い手の考え方)

 
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皆さんこんにちは。経営資金に悩んだ時に1番最初に見るサイトを運営しております山本将司です。

前回、飲食業のM&Aについて売り手の人に対して現役の仲介業者がどのように考えているのかをお話ししました。

かなり厳しめなことが多かったと思いますが、だからと言ってそこで諦めるんじゃなく、買い手はこのように見るといいということを今回はお話します。

売り手の方もこのように普段から心がけて行けばいざという時に売れるんだなと思っていただけると思います。

買い手から見るとゼロから始めるよりも買った方がいい場合もあります。

それだったらうちも物件をちょっと探してみようかなって考えてみる機会になると思いますので参考にして頂けたらと思います。

Contents

飲食業のM&Aの考え方②(買い手の考え方)

まず言えるのがやりたいジャンルがそのまま見つかる可能性はかなり低いということです。

よくあるのが居酒屋を開きたい人。

居酒屋を開きたいからどこかいいところありませんか?となっても不動産賃貸業者(大家さん)から見ると飲食業を制限している物件が結構あります。

そうなると場所の確保は限られてきますよね。

そんな中で0からやろうと思うと冷蔵庫を買ったり、厨房器具類を調達したり、いろんなものを導入していかないといけないです。

なのでM&Aで最初検討しますがやりたいジャンル(例えばカレー屋を開きたい)の設備が整っている所ってほぼ無いと思って頂いて結構です。かなり低いです。

 

近いジャンルのお店を検討するべき

今まで多くの方をお手伝いしていますがまともに巡り会えたことはないです。

なのでまずは近いジャンルのお店を検討するべきだと思います。

おでん屋をやりたい人は居酒屋を探してそこにある設備を使ってまずは違うサービスメニューを考えた方がいいです。

それによって1番魅力的な事が、新規オープンでかかるコストよりも引き継いだ方が安い場合が結構多いです。

私が経験した中で1番驚いたのがほぼ無償で引き継いでもらったケースです。

場所もすごくいいところでした。なんでだろう?と思ったら買い手の人がよくそこのお店にご飯を食べに来てたみたいで、売り手から見るとこの人に引き継ぐならこのぐらいの値段をタダでもいいと思ったそうです。

何故かというと、そのお店はすごく繁盛していて、そのお店の近くに引っ越しをしたかったみたいで、そこを引き上げて移設するコストを考えるとストレートに誰かにやってもらった方が三方よしだとその会社は思ったんです。

なので新規オープンでかかるコストより引き継いだ方が安い場合が多いという結論になります。

まとめ

要は立地がある程度しっかりしていると融資付しやすいです。

売り手のP/Lを参考にどのようなお客さんが何人ぐらいそこに来ているのかがわかりやすいので集客力はある程度分かります。

なのでそこからメニュー表を見て1人頭の単価がだいたい3000円だとしてテーブルが10席あって2回転ぐらいするかな?じゃあそれを20日営業として×12と考えると年商がだいたいこのぐらいになるかなと想像できます。

だから融資付が非常にしやすいです。

ただし政策公庫で融資を調達する場合じゃ1千万円の融資が調達できるかは少し難しいです。

いろんなコツがありますので少しでも気になる方がいらっしゃるようでしたら弊社にご相談ください。

実際に物件を紹介する、もしくは案件がございましたら紹介することも可能です。

また、スタートアップでどのように創業していくのかというところも資金付けからご相談可能になります。

今回は飲食業のM&Aの考え方②(買い手の考え方)をお話ししました。

今後も業種別に深掘って融資付けがしやすい業種・難しい業種の情報をご紹介させてもらいます。

チャンネル登録よろしくお願いします!

 

 

 
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