創業に向いている人・承継に向いている人①役員報酬の考え方

 
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みなさんこんにちは経営資金に悩んだ時に一番最初に見るサイトを運営しております山本将司です。

最近では個人の方が会社を買うことが増えてきました。

多くの方と面談して、思うことがあります。

1つ目に最初から社長に向いている人・向いていない人がいること。

2つ目に事業を起こす事は創業と承継の2つのタイプがあります。

それを過去の経験を紐解いてみると、最初から創業で行った方が向いている人がいることがわかりました。

なので今回は数回に分けて、承継に向いている人向いていない人、社長に向いている人向いていない人の2つをご紹介させてもらいます。

創業に向いている人 承継(M & A) に向いている人①役員報酬の考え方

Contents

サラリーマンと社長の報酬の考え方

まず本題の前にサラリーマンと社長の報酬の考え方について説明します。

弊社によく相談に来られるM&A希望のお客さんで財務諸表が公開されている売り案件をご覧になられると、役員報酬の話が必ず出ます。

1500万円ぐらい役員報酬を受けている人がいたら私が取れる報酬は1000万円ぐらいなんでしょうか?とよく聞かれますが、私たちはその前に売り手の社長さんとお会いして色々お話しをしています。その中でそれは違うなと思うところが結構あります。

根本的な考え方があります。

それは、サラリーマンの給料=時間の対価です。

管理職の方であろうが上場企業の役員をされていた人も特にそうだと思いますがサラリーマンの給料というのは時間の対価になります。

社長の役員報酬は人生の対価

会社を起こすもしくは承継するとさまざまな問題が出てきます。

従業員が突然辞める、従業員が事故にあう、取引先が倒産するなどなど。

会社の社長がもちろん最後の砦です。

もらえる時はもらえますが、もらえない時は本当に1円ももらえないです。

そこまでしてでも従業員を守っていかないといけません。

つまり時間だけでなく様々な問題の最後の砦となる価値に対しての対価ということになります。

過去の歴史で見ると伊達政宗っていますよね。大河ドラマに昔出ていました。

その人の師匠で虎哉禅師という方がいまして、この人が、「暑い時には寒い」「寒い時には暑い」と言いなさいというお話があります。

なんでそのような教育をするのかということをある人がご西善寺に聞きました。

すると、虎哉禅師は「寒いという経験や悲しいという体験はみんな人生を歩んでいると一律同じ経験をするのです。それをどう跳ね返していくかが教育」暑いからといって鎧を脱ぐとか寒いからといって川に入れないと言う人は多人数の統率なんかできないとおっしゃっています。

実際に世の中の社長のまわりにはいろんな問題がでてくるんです。

お客さんに対してこの人は信用に至る人物なのかどうなのか?というところは見られます。

いろんなことで試されます。こういう風なことが今週できるんだろうか?

この会社は信用できる会社なんだろうかと言うところも結構見られますので

いかに我慢強く取り組んでいけるかが大事になってきます。

まとめ

前回トイレ掃除を毎日やりなさいと言うお話をさせて頂きました。

やはり嫌なことはたくさんあります。

重役でしたらこの話どうしましょう?と言った判断は社長に仰いだり出来ます。

しかし、創業や承継は一国一城の主になった際にいろんな問題が起きた場合の対処方法のメリットデメリットを総体的に判断していかないといけません。

なので最後の砦でいかに我慢強く取り組んでどこまでやっていくかの判断のリスクを取る。

1番最後に取るところの報酬対価として役員報酬というものがあります。

余談ですが、銀行員時代にいろんな経営改善指導があったんです。

その時に役員報酬いくら削りなさいという経営指導がありました。

今考えたら愚策だったのかなと思います。

役員報酬は会社が傾いてきた時に自分の私財を注ぎこむための資金形成の役割もあります。

その準備があるから人生の対価として役員報酬は取っておく必要があります。

今回は創業に向いている人・承継に向いている人の1つとしてサラリーマンと社長の報酬の考え方をお話しさせてもらいました。

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今まで総論としてお話しをさせて頂いていましたが今後は各論で、実際に買える会社がどんなものがあるか、この案件を見る時にどこをヒアリングしたらいいのかを実際に出ている案件(BatonzやTRANBI上に掲載されている案件)を見ながらチェックポイントや目利きの方法について詳しく解説していきます。

 

 

 
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