元銀行員が教える失敗しない起業 価格の決め方から考える商売の作り方

 
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喜創産業の山本将司です。

今回は失敗しない起業「価格の決め方から考える商売の作り方」についてお話しします。

いろんな商売でもそうですが、値段を決めるのは社長の仕事です。

この言葉は稲盛和夫さんが実際におっしゃっていますので、是非「実学」など読んでみて下さい。

適正価格がいくらかというと、お客さんが買いたいと思う1番高い金額です。

今回は買いたいと思う金額と買わないと思う金額の間をどのようにして決めるのかと、どのようなアプローチで決めるのかをお教えします。

値段の決め方に沿って事業を起こしていくといい商売を見つけることが出来ます。

Contents

①利入主義

コストが1万円、利益が1万円=2万円

2万円で買ってくれるところを探す方法です。

ですが、この方法で商売がうまくいっていない人は多いです。

理由として、この2万円がお客さんの欲しいと思っている価格と一致していない可能性が非常に高いので利益とコストを別々に考えるとニーズとミスマッチが起きやすいです。

そこをカバーしていかないといけないです。

マーケティングでお客さんが出せる金額を考えていかないといけないです。

②市場から考える

今回はゲーム機で説明します。

Nintendo Switchの本体価格が33,000円、プレステ4の本体価格が32,000円で販売しているところがいくつかAmazonにありました。

このプレステ4を仮に、いいもの作っているからと10万円で販売しますと提案しても誰も買わないですよね。

ゲームをしたい人たちはこれくらいの値段で買いたいという相場があります。

今回はゲーム機で例えましたが、ゴルフや釣りなど色々なものに当てはまります。

自分の趣味に対してどのくらいお金をかけられるか、値段設定は大体決まっていますので

市場でよく売れている商品と比較して自分の商品の売価を考えます。

そのため今回の場合だとプレステ4は32,000円で売れると分かったので原価を1万6千円で抑えると自然と残りの半分、1万6千円が儲かるという考えになります。

このことを値入主義といいます。

大体はこの2つに絞られてきますが、実は他にも1番儲かる方法があります。

相手のキャッシュフロー(CF)から考える

例えば原価が10万円あって売価を1,000万円作り込みます。これを会社に買ってもらうことにより相手の会社に売価の数倍利益が出ます。

キーエンスという会社をみなさんご存知ですか?センサーなどを作っている会社です。

この会社はすごく儲かっていて、主にこのような流れを主流としています。

理由は営業マンが専門家なんです。

だからセンサーのことに関して会社はいろんな知識を持っています。

会社の現場も見ているのでこれをすると1億円の利益が出ますという提案も出来てしまいます。

そこから1000万円下さいとお願いをすることで自然と売ることができるようになってきます。

この商売をしようと思う時に押さえておかないといけないポイントが3つあります。

①業界初を狙う

既存の事業からヒントを得てブルーオーシャンを狙うことが大事です。

なにかされたい商売があるのなら自分でGoogleで調べてみて、同じような商売をされている会社が既にあるのなら、市場から考える方法に切り替えるようになります。

②専門性を持つ

最初から最後まで1人でできるようななにか専門性を持っておかないと他の人に頼まれてしまい、利益が少なくなるのでたくさん集めないといけないです。

どちらでも問題ないですが利益の厚みを大きくしていこうと考えているのなら何らかの専門性を身につけておくことが大事です。

③セッションをしっかり持てる環境を作ること

社長や経理部長など決裁権限を持っている人とセッションを多く持つことが大事です。

これにもう1つ付け加えますと、会社の社長は何事も全部1人で決めるのですが、誰かに相談をしています。

そのため社長の意思決定に影響を及ぼす人物を把握しておくことが重要です。

今回のまとめ

①利入主義

1万円のコストに対して1万円の利益を儲けて2万円で買ってくれる人を探します。

②値入主義

この商品に対して絶対的に買ってくれる価格はありますのでそこからどのように原価を抑えていくかが大事になります。

③相手のCFを作りその一部分をもらう

相手の付加価値をどのように作っていけばいいのかを浸透して考えてくれるかが大事です。

1番儲かる方法は3番目ですので、この商売はどうかな?と思うことがあれば弊社は立ち上げ支援のご相談も受け付けておりますので是非、ご相談ください。

 

 
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