スルガ借り換えの悩み解決する目からウロコな方法②

 
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みなさん、こんにちは。

経営資金に悩んだ時に、一番最初に見るサイトを運営している山本です。

前回、スルガ銀行でアパートローンを借りているお客さまをはじめとする一般上場企業の働いている人、上場していなくても大手の会社で年収700万円以上稼いでいる人は、どのような属性の人で、そういう人たちが陥りやすい考え方をお話しましたが、その対策として新しいことをどんどん行って、今の体質から脱却しましょうという話もしました。

今回はその中でも効率的に稼ぐ方法をお伝えしたいと思います。

私はM&A仲介業者で、東京、札幌に支店を持つ日本M&Aセンターという会社のアドバイザーもやっています。その視点から時代背景を考えると、今後10年間で170万社くらいが廃業します。どういうことかと言えば、後継者がいないからなんです。後継者がいなくて廃業せざるを得ない状況なので、当然、跡継ぎを捜すことになります。そのために国も今年はかなり税制を改革して、今後10年で後継者不足の状況を解消したいという考え方に至っています。

普通のサラリーマンが独立するといっても、過去の実績がありません。まして経営の勉強もしていないので、脱サラして事業をやろうとしても、取引先もない、スキルもないといった状況で、まして人口が減少している中で、独立してもまず失敗してしまうと思います。

独立とは少し違いますが、引き継ぎという方法があります。後継者がいない会社の社長から事業を買い取って、その社長に代わって事業を展開していくことなんですが、この場合は会社の過去の実績がありますから、状況判断ができるんです。もうひとつ大きなところは、経営の勉強がしやすいということです。人生の先輩でもある前の経営者がいろいろと教えてくれます。この方法もお見合いと一緒なので、今の経営者とお会いしたときに、ウマが合うようなら、その事業を買い取って自分が社長になる、というやり方が最近のトレンドのひとつになっています。

この春、「サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい」という本が売れて、かなりの反響がありました。この本のレビューについては、近くお答えしようと思っています。サラリーマンと経営者は根本的に違いますから、まず経営の勉強は絶対にしなくてはいけません。経営の勉強とは何かと言えば大きく分けて2つ。カネ集め人集めの勉強、それとお客さまの勉強です。この2つを勉強していないと、独立前にいろんなセミナーを受けたくらいでは時間がかかるだけで、独立してもうまくいきません。

事業の引き継ぎであれば、引き継ぎの作業過程で、前の経営者がいろいろ教えてくれることもあるので、私たちが独立に見合う会社を選んで提案しています。最近は1千万円以内で買える会社がけっこうあるので、ぜひチャレンジしてもらえたらと思っていますが、考えてみれば、たとえば時価が500万円くらいの会社を買うとして、500万円って言えばちょっと高いクルマと変わらない値段なんですね。それで将来の収入を確保できるんです。

ただし、後継者がいないからという理由だけを見て引き継ぐと、その事業が今風の形になっていない、時代にそぐわない事業の場合があるので、やはり経営の勉強をすることによって、時代に合ったビジネスモデルにする必要があります。これがなかなかうまくいかないので、M&Aの成功率は3割程度と言われていますから、厳しい方法でもあるんです。

しかし、一番の魅力は、社長になることで収入の天井を取り払えることです。貸衣装屋さんを500万円くらいで買い取って、パーティードレスのレンタル業という現代にマッチしたビジネスモデルに切り替えた例があります。それで今、年に1億円くらい儲けているんですね。要はやり方次第なんです。その会社の今までを見て、だれがお客さんなのか、商材は何かを考えながら、自分ならこうするといったイメージを持てる人なら、半ば成功は約束されたようなものだと思います。

そうした経営で収益を稼ぎながら、既存のアパートローンの借り換えをするっていうやり方が、今後のトレンドのひとつになると思っています。なぜなら、事業を引き継ぐための融資制度というのは、個人で借り入れをする融資制度とはまったく別物なんです。だから普通のアパートローンの周辺事業での借り入れで、リフォーム資金も借りられなかった人でも、ちゃんとした経営計画の事業引き継ぎで、資金調達のできることがけっこうあるんです。実際に私のお客さんにも、そういう人がいます。

新しい収入間口をヘンに投資信託とか、銀行にだまされるようなことをしないで、自分で考え、仮説を立てて追いかけていくことは、上場企業や大手企業に入った自分の特性を活かすことだと思っていいんです。

次回で、そういう人がどんな会社を買えばいいのかをお話したいと思います。

まとめ

アパート経営という枠のみで勝負しない
事業引き継ぎの融資制度と、個人で借り入れをする融資制度の両方を活かせば比較的に容易に傾く
そのための一つの方法としてM&A(事業引き継ぎ)を考慮する

 
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