YouTuberの資金調達事業資金

 
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皆さんこんにちは喜創産業山本将司です。

今回はYouTuberの資金調達事業資金編をお話しします。

ここが出来ていないと永遠に融資が下りません。

YouTuberは新しい業態です。

そのため銀行に理解されにくいところが非常にあります。

昔、私が審査して難しかった例でいくと

通販業でフォロワーが何でお金を生むのかという理論が非常に難しくて融資が下りなかった経験があります。

(フォロワー→商品購入というロジックが理解されない)

YouTuberもかなり似たところがあると思いますので事業資金の部分を押さえておけば融資の審査が通りやすくなると思います。

ポイントが2点あります。

Contents

①YouTuberはどの業態になるのか

この部分に関してマスコミ業と振ってしまうと融資は通りません。

なぜかと言うと信用保証協会で認められている業種の中にマスコミ業は入っていないからです。

そのためYouTubeを利用してどのようにお金を生み出しているか(マスコミ業ではない、具体的なその他の業種)を明確にしておかないと難しいです。

しかし広告業(フリーペーパーなど)は信用保証協会の業種枠に当てはまりますのでYouTubeを利用して自分は広告業をしていますと言えば融資は通りやすくなります。

具体的な対策として、YouTubeの収入がありますよね。

チャンネル登録者数が1000人を超えてくるとそこから広告収入としてお金が発生します。

ですがそこの部分だけではなく、私のような職業だとグループコンサルであったり、Web上で楽器の演奏の指導をしたりですとか会員を集めるためにYouTubeを利用していると言うことをアピールすると融資が通りやすくなります。

そもそもこの会社は何業なのですか?と考えたときに例えば広告業です、教室業です、通販業ですなど、しっかり具体的な業種の売上が立っていますよとアピール出来る要素があるといいです。

②資金使途

ラファエルさんの動画で、家を買うためにお金を貸してくださいと言っていましたが、やはり○○を買うからお金を貸してくださいと言うところは大事です。

例えば設備資金です(カメラとかPC、モニターなど)

設備投資をするのにお金を貸してくださいと申込をするときにその設備を導入することによってどんな効果があるのか、どのように売上が上がるのか、融資によって事業の成長性を説明できますので、説得力があります。

基本は設備資金が必要なのでお金を貸してくださいと言う方向で融資の申込みをすると通りやすくなります。

ですがここで気を付けておかないといけないことがあります。

例えばマスコミ業(YouTubeの収入だと想定して)としての収入があった時に、マスコミ業以外の売上があるため、適用業種と認めてくださいと信用保証協会へ依頼する場合はYouTubeの収入が大体700万円ぐらいと考えて、適用業種のところで1億円ぐらいの売上がないと融資が成立しにくいです。

例えば質屋さんは金融業です。

金融業の売上は適用外ですが、金融業以外の事業の売上をつくっています。(チケットの買い取り業・中古品を買い取って外国に輸出などは適用業種になります)

YouTubeの収入(マスコミ業として)や金融業の収入は適用外なので全体の売上高の7%以下でないと融資は通りません。(信用保証協会が使えません)

YouTubeもこれから始めようと思う方はこのような収益モデルの組み立てを考えていくとより成長すると思います。

今回のまとめ

①周辺事業を持つ

適用外と認められるようなことを話している方は適用内にもう1つ違うビジネスを組んでそこから相乗効果を生むようなビジネスモデルを上手く作り込んでください。

②資金使途が大事

○○を買いたいと明確にした融資の申込みをしてください。

そうすることで銀行も設備投資をしてこのような成長が見込めると判断をされると比較的融資が通りやすくなります。

新しい業種は世間に認められるようになって初めて銀行に○○をしたいからお金を貸して下さいと言えるようになります。

それには時間がかかります。

今の時点ではまだまだYouTuberの方がお金を貸して下さいと言って融資がスムーズに通ることは少なく、仮にあったとしても認められにくいと考えております。

いつもYouTube・ブログを拝見して頂きありがとうございます!

最近ではYouTubeへコメントも増えてきましてとても嬉しく思っております。

Youtubeは毎日更新しておりますので引き続きよろしくお願いします!

 

 

 
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