喜創産業山本将司です。
今回はYouTuberの資金調達、住宅ローン編をお話しします。
YouTuberのラファエルさんをみなさんはご存じでしょうか？
ラファエルさんが以前投稿されていた動画で銀行に住宅ローンの申し込みをしていました。
しかし、その時は銀行の窓口の方に一蹴されていました。
住宅ローンには特性があり、ここを押さえておけばしっかりと稼いでおられるYouTuberさんであれば住宅ローンは比較的通りやすくなるのではないかと思います。
Contents
住宅ローンの特性
ポイントは3つあります。
①保証会社から考える
2社以上の保証会社と取引している銀行が多いです。
私が勤めていた信用金庫は保証会社4社と取引をしていました。（クレジット系やオリコさんなど）
銀行で例えると、お客さんが申込をします。
銀行系の保証会社がありまして、その銀行系の保証会社が否決になると独立系の保証会社で再度申込をします。
独立系というのはいくつもの銀行の保証を請け負っている保証会社です。
そこでまた否決になると謝絶の形になります。
最近はプロパー（保証会社をつけない）住宅ローンを実行する場合もありますが、あまり多くありません。
不動産関係の方だとこのような流れは理解されていると思います。
独立系の保証会社は比較的通りやすいです。
実際に昔、競輪選手の住宅ローンを通したことがあります。
通しましたが、ローンの期間はかなり短かったです。
5年か6年くらいだったと思います。
危険な（ケガが多い、命の危険がある）仕事をしていない限り、収入がしっかりあれば問題はありません。
なぜこのような現象が起きるのか。
スコアリングシート（申込者の採点）があります。
例えば所得の30％が返済に当てていますとなどいくつかのチェック項目があり、当てはまるものに全部〇がつくとOKとなります。
事業性融資は保証協会がついていても銀行の融資が通らない場合があります。
しかし、住宅ローンの場合は基準に当てはまれば審査が通る可能性がとても高いです。
そのためスコアリングに当てはまる属性にすることがとても大事です。
保証会社から考えるというところが基本になってきます。
②銀行の選び方が重要
スルガ銀行は芸人さんにも融資を通していました。
最近でもまだ商品として残っているみたいですが昨今の色々な問題があり、なかなか保証会社が保証を通すかはわかりません。
ですが、このような銀行もあります。
また、YouTuberの方で独立系保証会社が否決となってもオリコやジャックスなど他の保証会社に持ち込むこともできます。
一概に銀行へ申込をされた時にその場で断られることは考えにくいです。
保証会社の取り扱いが多い地方銀行などに相談されるのがおすすめです。
③会社の社長が住宅ローンを申込んでも通りにくい
今回のラファエルさんの問題点はここにあると思います。
事業の継続性を厳しく審査されます。
私から見ると大きい会社も小さい会社もあまり変わらないといつも思いますが銀行は大手企業の方が確実という概念があるみたいです。
従業員や一般のサラリーマンの方はローンに通りやすくなっています。
そうすると、社長もサラリーマンになってしまえばいいんです。
ラファエルさんの例として
株主はラファエルさんのままで家族の方に社長になってもらいます。（住宅ローンの申込をするとき）
勤務実績も必要なので、1年前からサラリーマンになってしまえばいいんです。
本人は給与所得者（サラリーマン）になります。
サラリーマンの給料1000万円と社長の給料の1000万円の価値はかなり違います。
競輪選手の場合は個人事業主でしたが同等の預金がありました。
そのため預金残高も審査の重要なポイントになります。
ラファエルさんの場合は法人（会社）を持っていますので社長を誰か違う人に一時期なってもらって住宅ローン通すためだけにこのようなスキームを使えば審査が通る銀行が出てくると思います。
まとめ
①どの保証会社に申込むかを考えること
保証会社はスコアリングシートをそれぞれ作っていますのでそこに合う属性を想定しながら選んでいくということが大事です。
②多くの保証会社と取引をしている銀行を選ぶ
住宅ローンに力を入れている銀行は保証会社と多く取引をしている可能性が高いです。
③自分の属性を当てはめるためのスキームを使う
この3つが大事です。
仮に個人でローンが通らなくても会社（法人）で融資を受けて購入することも可能です。
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