【初心者歓迎】数字で考えないとバカにされる 社長が押さえておくべきポイント

 
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みなさんこんにちは!喜創産業 山本将司です。

今回は会社を倒産させない数字の考え方(基本中の基本!)についてお話します。

最近、カリスマホストのローランドさんが経営しているホストクラブがコロナの影響下で売り上げが随分下がって、経営を諦めるかどうか結構悩んでいると言う記事を見かけました。

これは皆さんに共通して言えるような悩みだと思います。

まず、倒産させるさせないの判断には一定の基準があります。

これを頭に入れて実践してると企業というのは潰れないという風に思われますし、今資金繰りに悩んでいる人にもこの考え方を頭に入れて組み立てていけば一定の解決法も見つかると思いますので、今回は倒産しないために念頭に入れておかないといけない数字の考え方を皆さんと一緒に勉強していきたいと思います。

今日は主に3つのことについてお話しします。

Contents

倒産≠破産ではない

倒産というのは資金がショートしてもうこれ以上待てませんというような状態です。

経営を続けていくことができない状態のことを倒産と言います。

破産は再生していくための手段の1つの考え方になります。

元々 別々の考え方で、経営が行き詰まってる人で破産したい・したくない話を必ず言われますが、実を言うと破産しようがしまいが倒産の状態に陥る人は必ず陥ります。

弊社も今までM&Aした案件の中にも、倒産しないところが分かっているのでわざと破産させない方向も選ぶケースがあったりしますので、一概に 倒産 = 破産ではないことを念頭においてください。

倒産しないための数字の考え方・捉え方

では、倒産しないためには、どのように数字の捉え方をしていく必要があるのかですが、私も経営改善や再生の現場で必ず陥る社長さんの考え方があるのでその注意点についてお話します。

1つ目:損益計算書

よくP/L脳と言われる人がいますが、P/Lで考えずにバランスシート(B/S 貸借対照表)で考えることが一番大事です。

B/Sは法人だけのB/Sだけではなく、社長個人の資産負債も考えた上でのバランスシートというところをまず考えないといけません。

以前、「ソフトバンクの孫さんが何であんなに借入を起こすのか」と質問があり、孫さんは「生き延びるため」と答えていました。

借り入れを起こす考え方は悪い考え方ではないです。

従業員が100人いて1人頭100件のアイディアを出して100×100で1万通りのアイディアがあり、その中の1個が当たればみんなを食わせていけるという考え方がソフトバンクの考え方です。

ということは資金の面で何重にも防衛線を張っておかないと資金がショートすることになります。

だからあれだけ借り入れを起こしてる事になりますが、ソフトバンクに関しては来年、再来年どうなっていくかがある程度見えています。

けれども、倒産する社長の大半は来年すら見えてないことが多いです。

例えば1000万円を7年で返済するとなる1ヶ月頭12万円返済しないといけません。

1年で考えると12×12ということで144万円の返済をしていかないといけません。

1000万円導入して何もしなければ1年間で144万円のキャッシュが消えていくことになりますが、よく言われる事業で、失敗する社長は今の事業が赤字なので借り入れた現金が7年どころか3年で消えていくケースが多いです。

条件変更をすることが分かっていても、借り入れをする資金にもなります。

これを続けている会社がゾンビ企業ということになります。

このような会社の社長さんの経営改善・再生に関するヒアリングを行いますが、どのように返すかの話をします。

その時に必ずと言っていいくらいサイト負けしています。

例えば人件費の支払いが15日で売上の入金が30日だとすると、15日に支払いが来るので、この時点で立て替えが発生しています。

新しい事業をこのようにして稼ぎますといつも言われますが、その前に現金が残っていくような仕組みになっていないことがあります。

サイト負けしててもいいですが、それがちゃんと事業化して借金が返せるぐらいまでの利益が上がってくるんですか?と言うようにバランスシートに置き換えて考えてみると結構時間がかかる会社が多いと言うことになります。

借り入れした資金をどのように使ったかや、利益を上げることももちろん大事ですが利益を上げたうえでお金が残せる事業なのかどうかが何より大事です。

2つ目:現金(キャッシュ)を残すこと

生存できる事業かどうか事業性があるのかどうかを数字で考えることです。

これは本当に単純な話で営業利益が出ているかどうかです。

この営業利益は減価償却費も含めた上で営業利益が出てるかどうか。

例えば年商1億円の会社で原価が6000万円だとすると差し引きした粗利は4000万円になります。

それに対して固定費(人件費とか先ほどの減価償却費も含めて)が5000万円かかるとすると赤字が1000万円。

ですが、この固定費の中に役員報酬が2000万円あった場合、1000万円我慢すれば収支(身入り(入金)と支払い)が合います。

その上で経費をあと、500万円削ると500万円残りますが、これができない人がいます。

できない理由はもう既に一定以上削っているからです。

削ったけれど支払わないといけないものを我慢して我慢してそれでも収支が合わない人はそもそも事業性がないことになりますので、商売を変えた方がいいと思います。

ダメ社長ほどこれができません。

例えば、成功体験が少ない、資金を集められないなどの事象がありますが、これに対して何も手を打っていないからそのまんま資金を溶かすことになります。

まとめ

・分からなかったら人に聞くこと

・ダメ社長の典型的な例で一番多いのがプライドが高い

この2つのことをよく整理しても判断できない場合は判断できそうな人に聞くことが大事です。

お金を払わなくても済みますので、周りにいる儲かっている社長さんに自分の会社の決算書を一度見てもらって相談することが一番の近道だと思います。

見てもらうのが恥ずかしい場合は弊社も秘密厳守で取り組んでいますので、ぜひ一度お声掛けいただければと思います。

お知らせ

1つ目:建設業で資金繰りに悩んでいる方

弊社が普段プライベート・エクイティとなってくれる方を募集していますが、その中でも建設系の方が結構多くて、資金を手配する話だけではなく、例えば信用力が無くて材料が手配できないこともあるかと思うので、PEの方の信用力を使いながら事業再生をしていければと思いますので、建設業の方で資金繰りや、事業構築に悩んでいる方がいらっしゃいましたら弊社ホームページのお問い合わせページ、「資金繰り」でお問い合わせください。

2つ目:首都圏 東京 神奈川 千葉 埼玉範囲で製造業を売りたい方

現金8000万円ぐらい既に持っている方がいます。

自分の会社を1回売ったことがある方なので、経営を任せるにも値する人物だと弊社は思っております。

ご興味のある方はお問い合わせページ、「M&Aの売り」でお問い合わせください。

3つ目:プライベート・エクイティご希望の方

弊社も既に100件を超えるようお問い合わせを頂いております。

今も一日大体4件から5件ぐらいお問い合わせを受けていますが、その中で1番ち問題となるのが、銀行に頼らない資金調達スキームを作っておかないと銀行交渉に3ヶ月4ヶ月平気で待つことになります。

その間に資金がショートしてしまう会社さんも結構いますので、弊社のプライベート・エクイティとなってくれる会社様もしくは社長様を募集しております。

PEとなってくれる会社様もしくは社長様には2つのメリットがあります。

1つ目:専門家が査定した案件で専門家が一定の保全を確保した上で資金を導入するなど、その後のモニタリング出口まで持っていくので、高い会社を買うことがあまり考えられにくいです。

2つ目:ここが私は最も大きいと思っておりまして、業況不芳の業況がよろしくない会社の社長さんの悩みも相談をしながら指導し、出口を作っていきますので、非常に社会貢献性が高い事業だと思います。

是非弊社と一緒になって、今後127万社の会社が10年間で廃業倒産すると言われている日本の産業の仕組みを作り替えて行きませんか?

ご興味のある方は弊社ホームページ「M&A買い」でお問い合わせください。

それでは最後まで見て頂いてありがとうございました!チャンネル登録よろしくお願いします!(^-^)

 
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