河井夫妻選挙資金について 融資の裏側を元銀行員が解説!
みなさんこんにちは。喜創産業 山本将司です。
今日は「選挙資金と融資の裏側、河合夫妻逮捕で思うこと」についてお話します。
みなさんご存知だと思いますが、先日、河井克行・杏里夫妻が贈賄の疑いで逮捕されました。
弊社の本社住所も選挙区内だったのでよくわかっているつもりですが、すごく多くのお金を手裏剣のように配ってました。
新聞を読んでいたら今回の事件のポイントで自民党からもらった1億5000万円で配っているのではないかというところが争点になってるみたいです。
ニュースのリンクを概要欄に貼っておきますので、ご覧頂ければと思います。
ちなみにこちらのリンクを見ているとそのまま使っているとしか思えないです。
今回の話で私も過去に選挙資金を何件か稟議したことがありますので、その経験を踏まえて考えられること、個人的に思うことをまとめてみました!
今回は雑談程度に聞いてもらえればと思います。
今日は主に3つのことについてお話します。
事件の一連
今回の事件の気付きとして、克行氏が自民党から出ていた1億5000万円もの公費を贈賄に使っていないと必死に訴えているみたいです。
これについて思うこととして、嘘だとしても辻褄を合わせることができたんじゃないかというところです。
克行氏の融資で対応できたと思うのですが、概要欄にもう一つリンクを貼っておくのでこの記事を見てもらえば分かると思いますが、元々あんまりお金は持っていなかったです。
ですが、融資を起こせば普通に支払うことができたのではないかと思います。
選挙資金を借りるメリット・審査のポイント
選挙資金を借りるメリットと審査のポイントについてお話します。
まずメリットですが、お金に色を付けれることです。
もうこの一択しかないです。
皆さんが仮にすごくお金を多く持っていたとして、その大半が税金を払っていない、もしくは、支払うの忘れたなど悪質な意味で税金を払っていない資金があったとしたら大きな買い物をするときにそのお金を出すと困ることがあります。
このお金はどこから出てきたのかという問題です。
お金を出すのはいいが、どこから出てきたのかがバレたらまずいですよね?
お金を持っていてもあえてお金を借りることはよくある話です。
今回はすでに1億5000万円が入ってくるとわかっていた話で、ここが分かっていれば選挙資金を前もって借りることができていたと思います。
直接 公費が入ってきたものをそのまま引き出して払うのではなく、融資を先にそこつなぎ資金を出してここで払っておけば直接その資金は行ってないですよと証明することができます。
今回の話で、やる前にこのことについてよく考えてればよかったんじゃないかと思います。
選挙資金の融資の審査ポイントというのは3つあります。
1つ目:勝てるかどうか
選挙資金は、負けたら一括で回収し、勝ったら分割で返済するケースがよくあります。
この3つのポイントを元に私も起案した時には新人か現職かが審査の大きなポイントだと思っています。
現職は過去に勝ったところの勝ちぶりです。
どのくらい引き離して勝ったのかと言うデータをもとに今回の起案へ切り替えて行くので非常に審査がしやすいと思いますので、こちらは1つの判断材料になっていました。
2つ目:保全はどうなるのか
ここに関してはあまり問題はなかったと思われます。
1億5000万円が入ってくることが分かっていたので、3000万円ぐらいを先行して動きたいからお金を借りる。
例えば備品を買うなどと口実をつけて借りるに関しては問題なかったと思います。
3つ目:返せるかどうか
どのようにして返すかという話になるんですがこれに関して言えば、例えば勝てば本人の給料で返していきますよというのは全く問題ないと思います。
夫婦ともに政治家になるので1年ぐらいで分割で返して行きますと言うと返済の可能性が非常に高いことになります。
そのためここについても問題ないと思われます。
今回、資金が最終的に枯渇したから金融機関から借りたことになりますが、この時点で選挙では勝っています。
身分も確定しておりますし、返済できると思われますので分割して返すことができたと思います。
振り返ってみてどう思われますか?
なんとなく融資できそうな感じがしますよね?
加えて今回のお話と1億5000万円入ってくる部分に関してちゃんと色分けができておりますので普通だとこのやり方って最初から考えておけば良かったのではないかと思います。
まとめと思うこと
現金の流れに規制をかけるよりも信用供与に一定の規制をかけておかないとこれからの時代難しくなると思います。
今後このような話がたくさん出てくると思います。
だって日本の国の現金保有高はどんどん減ってきているからです。
それと自民党から1億5000万円も振り込まれてくることがわかった時点でこのような組み立てができると思われるのでこの辺りの信用に係る規制とそれに対する罰則を考えていかないとこのような話はなくならないと思います。
もともとお金を持っている信用ある人が選挙に勝ち続ける仕組みになってくると思うのでもっと閉塞感がある世の中になると思いましたのでこの動画を作らさせてもらいました。
それでは今日も最後までご覧頂きありがとうございました!
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