アフターコロナだからこそもう一度考えて欲しい社長の役割
みなさんこんにちは喜創産業、山本将司です。
今回はアフターコロナの社長の役割を改めて考えようについてお話します。
全国的に緊急事態宣言が解除されました。
ですが、コロナ不況はこれからです。
不況に備えるために、一番大切なことは社長の役割をもう一度再認識して改善、実践することで自然と成長する会社になることだと思います。
今回は社長にしかできない役割を再認識する中でこれさえできれば会社が成長するという話を過去の事例を交えながらお話していきたいと思います。
知らないとまずい企業の種類と役割
これから創業する人にも言える事があります。
それは、将来像(会社をどのくらい大きくしたいのかなど)によって役割や使命感が大きく変わってくると言う事。
企業の種類は3つあります。
—
・生業業
自分(経営者)と家族を幸せにしていくこと。
・家業
自分(経営者)と家族と従業員を幸せにすること。
・企業
自分(経営者)と家族と従業員と顧客を幸せにすること。
—
昔、ランチェスター戦略を勉強した時、会社の70%が社長の力、残り30%が従業員の力という役割配分になっていて
社長の戦略を考える力が高ければ高いほど儲かるということを学びました。
だからこそ社長の役割や会社の従業員の役割を明確に区別することが大事です。
企業であるということは計画的に利益を出し続けなければならない。
そうでないと、従業員の人たちを幸せにすることはできませんし、計画的に利益を出し続けない企業は市場から排除されてしまいます。
企業が成長するために必要な社長の役割
先ほどの3つの企業の種類には共通する、社長の役割があります。
こちらは成長するために必ず欠かせないものになります。
企業活動は金集め、人集めです。
その中で最も重要なものはお金です。
お金があるからこそ、物が作れて、人を雇う事ができます。
人は会社の組織の礎で、会社は仕組みです。
仕組みを回していくためにしっかり教育していかないといけないですが、お金を集めるのは社長にしかできない事です。
もっと言うと社長にしかできない唯一の事が、対外的に会社の外からお金になるような話を持って帰ってくる事です。
社長自身が営業ができないとかなりしんどいです。
なので営業ができない社長さんには営業させるための指導をしないといけませんが、そもそも営業ができない時点で社長になる資格がないと思います。
理由として、2つほど挙げられます。
1・トップセールスが一番早い
会社の代表としてセールスをする事により、「値決め」がスムーズに行う事が出来ます。
値決めは社長の仕事であり、お客さんが欲しいと思っている価格の一番高いところを取ることが出来ると思います。
2・説得力を持たせる
経営改善計画を作成した時に一番銀行員が見ているところは社長がやる気になっているかどうか。
出来ない計画は誰も信用しません。
社長自身が仕事を何件か取ってきて銀行員を説得させるということが一番大事な要素になります。
これが出来ないと銀行からお金を借りる時のお金集めも出来ないです。
利益の出る仕事をたくさん取ってきて組織の中に投げていけば従業員も必ず成長してきます。
かつ、従業員の給料も上がってくることになりますし、上がれば上がるほど対外的に魅力的な会社になります。
また、対外的に見て魅力的な会社になれますし、求人も非常に優位な立場になれますので良い人材をチョイス出来ます。
成長事例(銀行員時代の経験)
私は瀬戸内の方の銀行に勤めていたので、大手製鉄メーカーの下請け会社を担当する事が多く、その中で、
当時従業員が4人、年商が5000万円ほどの会社に出会いました。
大手の会社に受注の70%くらいを受けていたから安くして欲しいと言われると、安くしなければならなかったんです。
この会社の社長は2代目だったのでこのままだとダメだと私は思いました。
そのため、大手の会社との取引を一切やめて、自分で営業活動させるようにしました。
この会社の社長さんは利益を上げるために、普通の会社が受けない仕事(長もの、大きいもの、納期がないものなど)を高値で取ってきました。
仕事をする従業員の人たちはすごい大変だったと思います。
私が聞いた話では、工場に入りきらない受注をしてきたがために商品を完成させた後、倉庫から出せない事に従業員は気がついたみたいです。
ですが、社長はそれを分かっていたうえで受注をしていました。
社長は従業員の人たちにどうしたら良いのかと考えさせていたようです。
結果、従業員の人たちに考えさえる事により、利益が上がる体質になりました。
この社長さんは働きたいと応募して来た人を全く断らないので、うつ病の人も採用していました。
この人は会社に出れない事もありましたが、社長が面倒をずっと見ていたそうです。
また、サラ金で500万円の借金がある人も採用していました。
毎回社長にお金を借りていたそうですが、そのおかげで無事に借金を返し終えました。
ちなみにこの人は現在、組織の中で中堅クラスに昇格したみたいです。
このように会社の取組を変えた事で、年商5000万円ほどだった会社が今では売上高20億円くらいになっています。
まとめ(伝えたい事)
・日本の企業の大半は従業員が50人以下のところが多い多いので、このような会社の社長の役割で一番大事なことは会社という組織の外からお金を調達してくる事が仕事になってきます。
・利益が上がる体質になってくれば、人も育つし、採用も出来る
・仕事が人を育てるということです。
今、儲かっていない会社の社長は従業員が悪いからだ!と言う事が多いんですが、実は社長が選んでいる仕事の内容が悪いんです。
こう言った時だからこそ商売を変える良いチャンスと言う風に思っていますので、今後の先行きに関して
どのように対処していけば良いのか悩んでいる社長がおられましたらお気軽にお問い合わせ頂ければと思います。
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