はじめに
赤字経営に陥った会社が復活するかどうかは、社長自身の行動次第です。本記事では、赤字の原因を一時的なものと慢性的なものに分類し、それぞれの解決策や社長の役割について詳しく解説します。
赤字企業の2種類:一時的な赤字と慢性的な赤字
1.一時的な赤字
売上の変動や突発的な出来事による一時的な資金繰りの悪化。
例: 売上が一時的に減少しても、翌年には回復する可能性が高い。
2.慢性的な赤字
構造的な問題が原因で、毎年赤字が続く。
例: 売上が固定費を上回らない状態が長期間続く。
社長が果たすべき重要な役割
1.営業活動から逃げない
営業は社長の最重要な仕事の一つ。
既存顧客との関係強化や新規顧客の開拓を積極的に行うべき。
2.アラリ(粗利益)の改善
取引先との交渉を通じて利益率を上げる。
例: 大口取引先に価格交渉を行い、高利益率を確保。
3.外部の目を活用
銀行やコンサルタントなど、外部の専門家からアドバイスを受ける。
客観的な視点が、問題の本質を見抜く助けになります。
解決策と具体的な取り組み
1.売上の多角化
一社依存のリスクを軽減するため、顧客基盤を多様化。
例: 新たな取引先を開拓し、複数の収入源を確保。
2.固定費の見直し
固定費削減は最後の手段とし、まずは売上増加に注力。
固定費を削減する場合も、売上に悪影響を与えない範囲で実施。
3.戦略的な価格交渉
サプライチェーンや協力会社との交渉でコストを削減。
例: 外注費の削減や生産効率の向上。
4.デジタルマーケティングの活用
SNSや広告を活用し、新規顧客を獲得。
顧客層を広げ、収益の安定化を図る。
実例:一時的な赤字からの復活
1.状況分析
コロナ禍で売上が大幅に減少した会社が、外部コンサルタントの助けを借りて状況を分析。
2.解決策の実行
取引先を見直し、高利益率の取引先にシフト。
営業活動を強化し、新規顧客を獲得。
3.結果
一時的な赤字を克服し、売上の回復と利益改善を実現。
まとめ
赤字からの復活は、社長の行動に大きく依存します。以下のポイントを押さえ、持続可能な経営を目指しましょう。
・営業活動を強化し、売上の増加を図る。
・アラリ改善に注力し、高利益率の取引を優先。
・固定費削減は慎重に行い、売上に影響を与えないよう配慮。
・外部の専門家の意見を取り入れ、客観的な視点で問題を解決。
これらの取り組みにより、赤字経営からの脱却と持続可能な成長が可能になります。
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